「ひのくに号」には4つのタイプがあり、タイプによって予約の要否が異なります。
こちらでは、ひのくに号の4つの種類や予約、お得な乗り方、車内設備、所要時間について徹底解説して行きますので、是非参考にしてみてくださいね。
【ひのくに号】4つのタイプ
- ひのくに号には4タイプがあり、乗車地・降車地や所要時間、予約有無の違いがある。
- 基本的に予約は不要だが、一部の便と光の森は予約制。
- スーパーノンストップは、博多・天神エリアと熊本の主要エリアを最短で結ぶ。
ひのくに号は4タイプがあり、乗り場、行き先や停車するバス停、所要時間に違いがあります。
スーパーノンストップは4つのタイプの中で1番メジャーな路線で、途中停車が少ないため所要時間が短く、本数も多いという点で利便性は高いです。
乗降地によっては、スーパーノンストップでない便も便利な場合がありますので、以下の4タイプも参考にしてみてください。
①スーパーノンストップ
熊本駅前~西鉄天神高速バスターミナルを結ぶ。【所要時間:2時間28分】
スーパーノンストップという名の通り、途中の停車バス停が少なく、メジャーな目的地には最短で行けるもの。
上記は熊本駅までの所要時間なので長めに見えるが、熊本桜町バスターミナル~西鉄天神高速バスターミナル間の所要時間は、2時間17分で、②の植木インター経由より所要時間が10分程度短い。
全ての便が熊本駅発着ではなく、熊本駅発着は2〜3本に1本程度。熊本駅で乗降したい方は確認して選ぶ必要あり。
福岡空港発着はないので、福岡空港を利用する方は、③福岡空港を利用するのもあり。
ただ、③福岡空港については、本数がこのスーパーノンストップより少ないので、福岡空港利用の場合でも、スーパーノンストップにて博多バスターミナルで乗降車し、博多駅から福岡空港までは地下鉄の利用がおすすめ。
また、博多バスターミナルから天神高速バスターミナル間は混雑して所要時間が長くなりがちなので、急ぐ場合は、博多バスターミナルで乗降車し、博多駅〜天神駅間は地下鉄で移動するのがベター。
②植木(うえき)インター経由
熊本桜町バスターミナル~西鉄天神高速バスターミナルを結ぶ。【所要時間:2時間24分】
高速のインターも含めて乗車・降車できるバス停が多いので、①のスーパーノンストップが通過するようなバス停で乗り降りする人には使いやすい。
福岡は博多バスターミナル、西鉄天神高速バスターミナルともに乗車・降車可能であるが、福岡空港に発着するものはなし。
熊本駅の発着もないので、熊本駅で乗降したい方には上記の①スーパーノンストップを選ぶのも良い。
熊本駅から熊本桜町バスターミナル間は市内のバスも走っているので、そちらを利用するのも一つである。
熊本桜町バスターミナルもそれなりに大きなバスターミナルなので、乗り換えが面倒という方は、①スーパーノンストップの熊本駅行きを選ぶのがおすすめ。
③福岡空港
熊本桜町バスターミナル~福岡空港国際線ターミナルを結ぶ。【所要時間:2時間13分】
福岡空港は、国際線・国内線ともに乗降車が可能なので、福岡空港⇄熊本の間をダイレクトに移動したい方や大きな荷物などがあるときには便利。
熊本駅発着はないので、熊本駅で乗降したい方には、博多駅まで移動して、博多バスターミナルから上記の①スーパーノンストップを利用するのがおすすめ。
また、本数が1時間に1本程度の時間帯が多いので、時間が上手く合わない時は、福岡空港から博多駅に移動して、博多駅バスターミナルから乗車することを検討するのが早いケースもあり。
福岡空港から博多駅は地下鉄で6分。
④光の森
光の森産交~西鉄天神高速バスターミナルを結ぶ。【所要時間:2時間5分】
こちらは、光の森で乗降する方向け。他の便と比較して、運行本数が少なく、全便予約制。
乗車日の1ヶ月前より予約サイトや電話にて予約ができる。
福岡空港に発着するものはなし。熊本駅の発着もなし。
【ひのくに号】予約について
- 基本的には予約不要です。
- 光の森便は全便予約制。始発の福岡空港行きも要予約。
- 予約方法はネットか電話。
ひのくに号は、①スーパーノンストップ、②植木(うえき)インター経由、③福岡空港については基本的には、予約なしで乗車することができます。
③福岡空港については、熊本桜町バスターミナル~福岡空港行き 1便目(4:35発)のみ予約が必要です。
④光の森については全便予約制となります。
予約はハイウェイバスドットコムでのネット予約か、高速バス予約センターへの電話予約となります。
予約しなくて良いのはメリットではありますが、福岡でコンサートやライブなどのイベントがある時などは混み合い、希望の便に乗れない可能性もあるので、イベントの際は時間に余裕を持って乗車したり、始発の天神高速バスターミナルから乗車するのも1つでしょう。
産交バスの公式ホームページにイベント情報が記載されたページがありますので、自分が乗る日にイベントなどが重なっていないかどうかも確認しておきましょう。
【ひのくに号】お得に乗る方法
- 最もお得な乗り方は、『バスもり』アプリの4枚回数券で、1枚あたり2000円。
- 各種交通系ICも利用可。
- 紙チケットでは往復乗車券、ペア券などもお得。これらは紙チケットで乗車前に購入要。
ひのくに号は、電車や街中を走る路線バスと同じように、各種交通系ICカードで乗降車ができます。
福岡(博多/天神)↔︎熊本(駅前/桜町BT)間で乗降車の場合、一般の運賃は2500円となります。
一番お得な乗り方は、『バスもり』というチケットアプリで4枚つづりのチケットを購入した場合で、1枚(片道)あたり2000円で、一般の運賃よりも500円お得です。
また上記の『バスもり』よりは高くなりますが、紙で購入する方向けにも4枚つづりの回数券があり、1枚(片道)あたり2250円、往復乗車券やペア券で1枚(片道)あたり2350円となります。
いずれにしても一般運賃よりリーズナブルなので、誰かと行く、往復で利用する、何回か乗るという予定の方には回数券や往復乗車券、ペア乗車券のいずれかの方法をお勧めします。
『バスもり』を含めて各種チケットには有効期限がありますので、あまり乗らないという方は購入前に有効期限も確認して検討してくださいね。
『バスもり』はアプリなので、随時購入できますが、紙のチケットは券売機や窓口で乗車前に購入が必要です。売り場は、福岡側は博多駅バスターミナル、西鉄天神高速バスターミナル、福岡空港バスターミナルです。熊本側は桜町バスターミナルを始めとして、産交バスの各営業所での購入も可能です。
購入窓口ではもちろん分かりやすく教えていただけますが、券売機があれば券売機での購入も手軽で便利です。
天神バスターミナルでは、スタッフさんも近くにいて、買い方のサポートしてくれます。
【ひのくに号】トイレやコンセント、Wi-Fiなどの設備情報
- トイレとWi-Fiは全車両にあり。
- コンセントについては産交バスでは、ついていない車両がある。
ひのくに号は、西鉄バスと産交バスが共同運行しているため、乗る車両によって設備に少し違いがあります。
2時間超えでバスに乗車するとなった際にトイレがあるのかというのは気になるところですよね。
ひのくに号には、運行会社にかかわらず、全てトイレがついていますので安心して乗車することができます。車両後方側に男女共用で1ヶ所となります。
使ってみた感じ、女性の私でも特に汚いと感じることはなく、飛行機や新幹線のトイレとそう変わりないかなという印象です。
ただ、走行中の時は揺れが気になりますので、なるべく乗車前に済ませることをおすすめします。
私が乗ったバスには、前方にトイレ利用を知らせる表示があり、利用中の場合は点灯していたので、トイレに移動する際はこの表示も確認すると良いです。
また、匂いに敏感な方や飲食される際は、トイレの近くというのも気が進まないかと思うので、前方座席や中央座席等の方に座る方が良いかと思います。
次に気になるのがコンセントやWi-Fiかと思います。
公式のホームページによると、西鉄バス・産交バス共に、Wi-Fiは完備されているようです。
ただ、コンセントについては、産交バスの一部の車両にはない場合がありますので、コンセントが欲しいという場合には、西鉄バスの運行便を選ばれると良いでしょう。
今は携帯バッテリー等を持ち歩く方も多いかと思いますが、移動している間に充電できるのは便利なので、私はよく利用していました。
運行便は、公式ホームページの時刻表等に記載があります。
【ひのくに号】時刻表と実際の到着時間
- 道路が混み合う時間帯は遅れる率が高い。
- 現在地情報にてリアルタイムに状況確認ができる。
- 余裕を持った乗車がおすすめ。
ひのくに号は、福岡や熊本の市街地などの交通量の多いエリアや高速道路を走るので、時間帯や道路状況によっては、途中のバス停の通過時間や到着時間も影響を受けて遅れることがあります。
道路が混み合う時間帯や高速道路の事故などがあった時には大幅な遅れもあり得ます。
筆者が以前乗車していた際に、高速道路上での事故渋滞が発生し、通常と違うルートで迂回して下道を走行されていたこともありました。(下道に出るのは、レアケースかもしれません)。
前後の運転手さん同士でも情報交換しながらなるべくタイムリーな運行に努められている印象ですが、道路状況等によっては、止むを得ないケースもあるかと思います。
複数回乗った感覚では、福岡側は天神高速バスターミナル〜博多バスターミナル間、太宰府インター付近、熊本側は益城インター口付近が混雑することが多い印象です。
スムーズに進んだ場合でも5〜10分の余裕は見ておいた方が良いです。また、混雑する時間帯やなるべく混雑を避けたいという場合には、福岡側は、博多バスターミナルから乗降車すると良いでしょう。
天神〜博多間は地下鉄で10分弱なのですが、交通量が多い区間であり、バスは時間がかかる時が多いので、渋滞に巻き込まれるよりは断然早いです。
また乗車前に、高速道路の状況や現在地情報などで前のバスがスムーズに進んでいるか等も1つ目安にしてもよいかと思います。
現在地情報については、九州高速バス情報:Qバスサーチのサイトからリアルタイムに確認することができます。
スケジュール的に到着時間を優先する必要がある場合には、余裕を持った乗車や、新幹線や在来線での移動も検討されることをお勧めします。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ひのくに号は、福岡・熊本間をリーズナブルに、快適に移動したい方にとてもお勧めの手段です。
スーパーノンストップは便数も多いので、けっこう便利です。
福岡側は天神や博多の主要駅、熊本側では繁華街(通町筋)や観光地の水前寺公園等にもほぼダイレクトでアクセスができるのは電車にはないバスならではの良さだと思いますので、ひのくに号での旅も楽しんでみてくださいね!
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