高速バスにトイレがついているというのは安心感はあるものの、実際に使うとなると、トイレに立つの恥ずかしくないの?、周りに音が聞こえたりすると恥ずかしいけど、どうなんだろう?といった疑問が、密かに湧いてくるかもしれません。
この記事では、「高速バスのトイレって恥ずかしくない?」と密かに感じている方に向けて、恥ずかしさを克服する高速バスのトイレ利用の心得と注意点を書いていきたいと思います。
トイレ利用の恥ずかしさを克服する準備と心得
高速バスのトイレがどんな感じかを知っておく
もし、トイレの情報を何も知らずに高速バスに乗るとしたら、
「このバスってトイレついてますか?」と運転手さんに聞くことになったり、トイレってどこにあるんだろう、とキョロキョロと見渡すことになったり(人が多いと見渡すことすら気がひける)、女性用のトイレはあるのかな?とウロウロしてみたり、いずれにしても、ちょっと恥ずかしいのと、気がしますよね。
先に知ってさえすれば解消できる、恥ずかしさは先に回避しておきたい!ということで、まずは高速バスのトイレ設備ってどんな感じ?、女性専用のトイレってあるの?というところを見ていきましょう。
高速バスのトイレ設備の実際
まず、高速バスの中にはトイレがついているバスとついていないバスの2種類があります。
トイレがついていない高速バスの場合は、2〜3時間程度に1度、サービスエリアでのトイレ休憩の時間があり、そちらに合わせて利用することになります。
休憩の時間は、運行会社や運転手さんの判断で決まるので、乗客側は設定されるタイミングに合わせて、トイレを利用する形となります。
トイレ付きのバスの場合は乗車中に自分のタイミングで使用することができます。
トイレの位置や設備もバス会社や路線によって違いがあります。
トイレは、車両の中央部か後方部に設置されていることが多く、2階建てのバスの場合には1階の中央部か後方部に設置されていると思います。
広さや設備にも違いがあり、基本的には最低限で狭いものが多いかと思います。
女性向けのライナー等や少しラグジュアリーなバスであれば、洗面台が広かったり、少し大きめの鏡がついているものもあったりします。
女性専用トイレの有無
性別関係なく乗車する場合の高速バスのトイレについては、車両に1つなので、男女ともに同じトイレを利用することになり、女性専用トイレは無いということになります。
女性専用の夜行バスなどであれば、必然的にトイレも女性専用になります。
予約・乗車時にトイレのあれこれを確認する
心得その1を読んで頂いた方は、確認のポイントも薄々分かってきたかもしれません。
予約・乗車時に確認する点は下記のようになります。
予約時に確認すること
予約時には、自分の乗車する高速バスにトイレがあるか、ないかを確認しましょう。
また、席のタイプも合わせて確認しましょう。
4列シートの場合は通路側と窓側があり、窓側であれば席を立つ際に通路側の方に少し避けてもらったりする必要が出てきますので、気軽に立ちたい場合には、予約時から通路側を選んでおく方が良いです。
〇〇ライナーというバスの名前などが分かっていれば、トイレがどの位置についているのかも見ておきましょう。
自分の席からのトイレへの動線や、トイレから近い方がいいのか離れておきたいのかなども考えて予約しておくと、乗ってみてイメージと違ったということも減ると思います。
乗車時に確認すること
乗車時には、トイレの位置、トイレ使用中ランプの位置、動線の3つを確認しましょう。
また、夜行バスであれば、乗車してしばらくすると消灯の時間等が伝えれられると思いますので、その時間も把握しておくと良いですね。
消灯後は少し暗い中に車内を移動することになります。
消灯前の時間に少し混んだりするケースもあるので、寝る前に利用する場合は少し余裕を持った時間で行くことも考えておくと良いでしょう。
実際に利用するときにはメンタルを整える
高速バスで席を立つ場合、ほぼトイレであるというケースが多いので、トイレ行くのかな?と思われるのが恥ずかしいという方もいるかもしれません。
自分は色々考えている一方で、周りの方は全然、気にしていませんので、見られている意識自体を変えて勇気を出して立ち上がりましょう!
また通路をキョロキョロすると、逆に見られてしまう可能性もあるので、視線を含めて、堂々とトイレを目指して進みましょう。
最初の一度目を超えたら、二度目以降は気にならなくなってくると思います。
トイレ利用の恥ずかしさを減らすためのポイント
乗車前の飲み物を控える
水分の摂取量が多ければ、トイレに行きたくなるのは必然なので、乗車前には水分を控えたり少なめにしておくのが良いでしょう。ただし、暑い時や汗をかいている時や極端に控えすぎない程度に調整はしましょう。
また利尿作業がある、お茶やコーヒー・紅茶、お酒などをなるべく控えるようにしておくことでトイレの回数を減らすことができるので、飲み物の種類にも少し気をつけて選んでみましょう。
乗車前や途中休憩で済ませて車内トイレを利用する回数を減らす
乗車前に一度トイレを済ませておきましょう。
高速バス乗り場のトイレは並んでいるときもあるので、なるべく余裕を持ってトイレ利用することをおすすめします。
また、トイレ休憩で止まるバスであれば、そのタイミングに合わせて利用するのも良いですね。
トイレ休憩で降りる人に合わせて降りやすいですし、サービスエリアなどのトイレであれば、男女も分かれて入る形となります。
車内トイレより広くて、揺れもないので車内トイレよりだいぶ快適かと思います。
ただし、休憩で降りた場合には、バスの出発時間には注意して戻るようにしましょう。
席を立つ前に、トイレ使用中のランプが点灯を確認する
恥ずかしさを回避するためにも、こちらはとても重要になります。
この使用中のランプを確認せず席を立ってしまうと、トイレ付近でそのまま待つか、席に戻って出直すことになってしまいます。
高速バスで席を立つ場合、ほぼトイレであるというケースが多いので、立って待ったり、通路を行ったり来たりするのも恥ずかしい部分があるかと思うので、スムーズに1回でサッと入れるようにしたいですね。
また、他の方が使用中だと気付かずにドアを開けようとしたという時には、気まずさが満点です。
高速バスのトイレには、トイレ使用中のランプがついていることが多いです。
車両前面の電子掲示板などにあるものや、トイレのドア上部にあることが多く、座席からも見えるようになっています。
席を立つ前に、トイレ使用ランプはしっかり確認するようにしましょう。
音や匂いを軽減する
車内トイレでは、音や匂いが恥ずかしいという方もいるかもしれません。
トイレの音はどうなのか?という点ですが、ドアの素材が遮音性のあるものになっているバスもありますし、そもそも走行音で意外と聞こえないようです。
どうしても気になる場合には、トイレをする前に便器内に少しトイレットペーパーを敷いてみるなどの工夫をしてみるのもひとつでしょう。
トイレットペーパーもバス会社の大事な備品ですし、詰まったりしてもいけないので、大量に使うのは控えましょう。
流す際の音は少し大きいので、もしかしたら聞こえたりするかもしれませんが、上記と同様に、自分が思うほどに周りは意外と気にしていないので、気にせず流すボタンを押しましょう。
匂いについては、バス車内でできる対策としては出入りの際にドアの開閉を最小限にするくらいかと思います。
もう少し対策をするとしたら、持ち歩き用の小さなトイレスプレー等を持参すると良いでしょう。ドラックストアで数百円で購入可能です。
走行中にトイレを利用する方法
高速バス内で、トイレを利用する方法については、新幹線や飛行機でトイレに行く場合と同じ手順を想像していただくと分かりやすいかと思います。
新幹線・飛行機では、旅客の数に対して、トイレの数が圧倒的に少ないこと、移動している車内・機内で動くことになるという点で、高速バスと共通しています。
なので、高速バスでトイレを利用する手順としても、
- 席を立つ前にトイレ使用中のランプを確認する。
- トイレに入ったら、忘れずに鍵をかける。
- 走行中なので、揺れに十分気をつけて利用する。
というところで十分かと思います。
まとめ
こちらの記事では、高速バスの車内トイレを利用する際の準備や心構えなどを含めて、恥ずかしさを克服するポイントについて書きましたが、いかがでしたか。
トイレ利用の恥ずかしさを克服して、高速バスでの移動が快適なひとときになると嬉しいです。
コメント